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心身症
心療内科では「心身症」という病態(病状)を示す患者さんに対して、心身医学的なアプローチ「心身医学療法」を行っています。
心身症とは、「身体の病気の中で、発症やその後の経過に心理社会的な要因が密接に関係しているもの」をいいます。
この「心理社会的な要因」というのは、例えば、性格や行動パターン、ストレスなどのことです。社会的な問題は、人の心の中で葛藤状況を生じさせ、脳や神経の働きにも影響を及ぼすことがあります。
心身症ではこうした精神的に不安定な状態が心身症状として現れていると考えます。
一方、身体的な不調も心の働きに影響を及ぼしますので、心身症では心と身体は複雑な相互作用を念頭においた治療が必要になります。
消化器系の心身症
・機能性胃腸症、過敏性腸症候群、心因性嘔吐症など。内分泌・代謝系の心身症
・糖尿病、甲状腺疾患、肥満症など。呼吸器・アレルギー系の心身症
・気管支喘息、アトピー性皮膚炎、睡眠時無呼吸症候群など。神経筋肉系の心身症
・書けい、慢性頭痛など。循環器系の心身症
・高血圧、起立性調節障害など。その他の心身症
・疼痛性障害(慢性疼痛)、心因性発熱、慢性疲労症候群、線維筋痛症など。
心療内科では、身体的な症状と心理社会的要因との関連を明らかにするとともに、患者さんに対して心身両面から治療することにより、症状の改善を図っていきます。
このとき用いられる種々の方法を総称して心身医学療法と呼びます。
当院では、認知行動療法を中心とした心理療法を中心に、必要に応じて漢方薬や向精神薬(抗不安薬、睡眠薬、抗うつ薬)などの薬物療法も併用した統合医療を行っています。