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薬物療法
当院では、西洋薬以外の種々の投薬治療として漢方療法や栄養療法を積極的に導入し、患者さんの多様な症状やニーズに対応する一方、非薬物療法として認知行動療法を中心とした心理療法・リワークプログラムや運動療法などの代替療法も積極的に導入・発展させてきました。
一方、内科領域における糖尿病薬・降圧薬・高脂血症薬の必要性は万人の認めるところですが、それ以上に心療内科・精神科領域における「こころのお薬」=向精神薬は治療の大きな柱であることも事実なのです。
当院では、抗うつ薬・抗不安薬・睡眠薬・抗精神病薬・気分安定薬などを必要に応じて医学的根拠に基づき、安全性に配慮した上で、信念を持って患者さんに処方しています。
その際は、最新の医学的所見に基づき、患者さんの病態・病勢・病期、またその薬の必要性・期待される効果と副作用を説明します。その際に、治療目標と予想される治療期間まで含め、ご理解を頂くよう努めております。
医学的にベストと思われる治療法(薬)が患者さんのご希望と合致しない場合は患者さんとよく話し合うことでよりよい治療法を目指していきます。
薬物療法に比重を置きすぎたり、漫然と処方を継続する事なく、患者さんの声に常に耳を傾けること、種々の代替療法を導入しながら必要最小限の薬物に速やかに収束していく努力を怠ってはならないと考えています。